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 Je te veux 



■1


「舐めて」
そう言った彼は身動ぎもしない。
薄暗い室内で、彼の眼が怪しげに輝いている。
ゾロの顔は羞恥で真っ赤だ。
ゾロのベッドの上で傲慢に振る舞う彼は、まるで王のようだった。
いや、彼はまさしく支配者だった。
この部屋の、そしてゾロの。

それまでに二度、自慰で達していたゾロの指は白濁で汚れていた。まだ首をもたげるそれから震える指を外す。
「手を使わないで?」
楽しげに言われて、部屋の温度が上がった気がした。
彼はこの部屋に入ったときと全く同じ姿のままなのに、ゾロ一人が下半身をむき出しにしている。動こうとすると、自分でいじらされた乳首がシャツにこすれてうずいた。また、部屋の温度が上がる。
ネクタイを緩めもしないスーツ姿の彼にひどく欲情して、貪るように股間に顔を埋めた。ボトムのボタンを外し、余裕無くジッパーにかじりつくゾロを、彼が視線だけで舐る。
それだけで、じゅんと潤んだ自分のペニスを自覚する。
布越しに触れた彼のそれはわずかに芯を持ち始めていて、それが更にゾロを欲情させた。
何度か唇で形をなぞった後、まだ柔らかいうちに布からそれを出させる。
舌に唾液をたっぷりと含ませて、下から裏筋を撫で上げる。
袋を舌の上で転がす事も忘れない。全て、彼から教わったやり方だ。
彼の雄の臭いで鼻腔を満たしながら、見上げたゾロの眼は陶酔と呼ぶに相応しい光に濡れていた。
「ゾロ」
見下ろすサンジはひどく楽しそうだ。
名前を呼ばれただけで、身の内に震えがおこる。
彼のに慣れきった後ろが、きゅうきゅうと締まった。
自慰の最中に自分でさんざんいじった乳首がじんと痺れ、かたく芯をもつ。
彼が欲しい、と身体中が言っている。
ゾロは夢中で目の前のそれに舌を這わせた。
「…っ、ふぅ、…んっ、んっ」
この男が欲情するように、わざと音を立ててぐちょぐちょとすする。
彼のものはすでに育ちきっていた。
これが欲しくて欲しくてたまらない。
この剛直で貫かれる快感を、ゾロはすでに知ってしまっている。否、教え込まれてしまっている。
男でも乳首が硬くとがることを、男でも後ろが濡れることを、ゾロは目の前の男によって知らされてしまった。

「ゾロってさぁ、ホントいやらしいよね。俺の咥えながら、ココこんなにして」
靴下をはいた足で、ゾロのそれは彼に踏まれた。
「んんっ…ん…っ、ア、」
思わず彼のペニスから口が離れる。とっさに歯を立てなかったのは、彼の教育の賜物だろう。
痛みすらも快感になると知ったのはいつだったろうか。
立ち上がったゾロのそれは、何度か踏まれると前から透明な液をしたたらせた。
「ハハ…ッ、変態」
彼は笑顔のまま、ゾロの肩を足で乱暴に押した。姿勢を崩したゾロの前に、彼の足が突き出される。 なにか言われる前に、ゾロは彼の靴下を口だけで脱がせた。
そして、あらわになった彼のつま先に舌をはわせる。
爪の先、爪の間、指と指の間、まるでそこが唇だと言わんばかりに、丹念に口づけ、彼の足をゾロの唾液まみれにした。
初めての夜に、彼がゾロにしたように。
「よくできました」
言いながら、彼は髪をかき上げた。それだけで、ゾロのペニスは期待に震える。
「おいで」
腰に大きな震えが走った。
彼をベッドに押し倒して馬乗りになって、早く早くと腰を進めた。彼のこれが欲しくて、頭がおかしくなりそうだったのだ。サンジは楽しげに笑うだけだ。後ろ手に彼のものを探り、押し当てる。
彼の先端が襞に触れただけで、ゾロの硬度は再び増した。
「あ、あ、あ、」
ゆっくりと飲み込んでいく。浅い位置で何度か出し入れすると、それだけで達してしまいそうだ。目尻に涙を浮かべて、ゾロは快楽に耐えた。
だって、まだサンジから許されていない。勝手にイッてしまったら、後で手酷いお仕置きをされるのだ。
「もっと奥まで、飲み込めるだろ?」
けれど、つつ、と彼の長い指で尻をなでられて、理性が飛ぶ。
「あぁァっ」
不意に力が抜けた瞬間を見計らって、彼に奥まで突き入れられた。
とっさにつかんだサンジのシャツが、ぐしゃぐしゃに乱れる。
「動いて、ゾロ」
「んぁ、あ、だめ、だ、動けね…ぇ」
そう言いながらゾロはぬくぬくと腰をふりはじめた。自分でシャツをたくし上げて乳首をいじり、ひたすら快楽を追っていた。左手はサンジのシャツを握ってはなさない。
「サン、サンジ、頼む、もっとお、く、おく」
彼のものがゾロの中をこすって、ひどくきもちいい。
でも、もっと、もっときもちいい場所がある事をゾロはもう知っていた。
「いやらしいね、ゾロ」
サンジがゾロの指を使って乳首をつまむ。
彼は、反対側もかわいがってあげないとね、と言って、もう片方の乳首をきゅうーっとひっぱった。 背筋をぞくぞくと快感が上って、ゾロはもっと、と言うように胸を突き出した。
気持ちよくて気持ちよくて、目尻に涙が浮かぶ。
ペニスからはとくとくと先走りが漏れて、根本までをぬらした。
「やぁぁ、ぁ、さん、じ」
ゾロが腰を動かすスピードがまた速くなった。
「どうしたいの、ゾロ?」
「イキ、たいっ、イ、かせて…っ」
「かってにイけばいいじゃないか」
「やぁ…っ、サンジが、動いて、くんねぇ、と」
「俺が?」
「お、まえのでイキたぃ、ぃ…っ」
自分で乳首をいじって、涙を流してねだるゾロは最高にいやらしい生き物だった。


「ホント、やらしい」
言うなりサンジは身体を起こし、簡単にゾロと体勢を入れ替えた。
どさりと音を立てて倒れ込んだゾロの腰を高く持ち上げ、そのまま容赦なく腰を動かす。
「あ、あ、あん、あぁ、ぁ」
サンジの律動にあわせて、ゾロの口からは母音だけが漏れた。思わずシーツを握りしめる。
動きを止めないまま、サンジはゾロの腹にたまった精液を、筋肉の割れ目に沿って指でのばす。サンジの指がなでる度にゾロはびくびくと震え、胸を大きくなで回されると背をシーツから浮くほどにのけぞらせた。
「乳首、こりこりだよ?」
「言、うなぁ」
「男に犯されて、こんなにだらだら流して、恥ずかしくねぇの?」
「…っ、ぁ、んぁっ、」
「…こんなこと言われてはしたなく締め付けて、」

「かわいいねぇ」
「あああああああっ」
覆い被さったサンジに乳首を噛まれた瞬間、ゾロはとうとう達していた。


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